大阪湾魚介類に関するアンケートの実施
(JF大阪漁連 大阪府広域水産業再生委員会 大阪湾魚介類ブランド化研究会)

◆生産者
黒鯛(チヌ)が歴史的ブランド魚と知っていますか?

知っていると答えた生産者は約3割。アンケートを通じて黒鯛が歴史食であることを共有。

◆流通・飲食店
黒鯛(チヌ)が歴史的ブランド魚と知っていますか?

黒鯛が歴史食であると知っているのは約2割。
一般消費者が歴史食として知る人がいて、食べられていないことをアンケートを通じて共有。

◆一般消費者
黒鯛(チヌ)が歴史的ブランド魚と知っていますか?

黒鯛は歴史食として知っている人がいる。
食べた経験のある人は、食べたいけど売られていないと回答(ヒアリングより)。


◆子ども
黒鯛(チヌ)が歴史的な魚と知っていますか?

9割は知らないが、大阪湾を「ちぬの海」と学校で習ったり、校歌にでてきて知っている
(ヒアリングより)。

◆生産者
黒鯛(チヌ)は増えている?

黒鯛は増えていると回答する生産者の約6割。
大量に網にかかることもあるとのこと
(ヒアリングより)。

◆流通・飲食店
黒鯛(チヌ)が食害を起こしているのを知っている?

黒鯛が食害をおこしていること知っているが約3割。アンケートを通じて共有。漁師から聞いたという人も(ヒアリングより)。

◆一般消費者
黒鯛(チヌ)が食害を起こしているのを知っている?

ほとんど知られていないが、歴史食として知っている人もおり、黒鯛が食害をおこしていることを知り食べた方がいいと回答(ヒアリングより)。


◆子ども
黒鯛(チヌ)の食害は知っていますか?

知っているのは1割程度のみだが、今回知ったなどの感想を言いに来てくれた。海を守るSDGsの意識は高いと感じる。


◆生産者
黒鯛(チヌ)の課題は?

黒鯛(チヌ)は「人気がない」が約7割。豊かな大阪湾ならではの磯臭、品質(味)にも課題を感じている。

◆流通・飲食店
黒鯛(チヌ)を扱わない理由は?

磯臭や品質、鮮度の課題や、人気がない為流通が少ないなど。商品として扱いにくい。歴史食の黒鯛(チヌ)として知る一般消費者は食べたいと思っていることを共有。

◆一般消費者
回転すし店等で水産物を鮮度保持などの処理をしていることを知っている?

鮮度保持について認識している一般消費者は
半数いる。

◆子ども
魚は食べますか?

魚を食べると答えた子どもが7割以上。自由回答に好きな魚を記入し、自分の知っている魚の話を話してくれる児童もいて魚に関する関心が高いと感じた。

回答者:生産者19人/流通・飲食店29人/一般消費者72人/こども88人 総合計208人 (2025年3月5~25日 大阪府および近郊)

※アンケート実施協力 株式会社0724

大阪府漁連 
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